公開日 2025年04月16日
雲南市立掛合小学校では、安全に子どもの運動量を確保するためにスクールバスの降車位置から学校まで500mの徒歩区間を設置するという取り組みを行っています。そこで、島根大学、身体教育医学研究所うんなん、東京大学、山梨県立大学、千葉大学の共同研究チームは、この取り組みをインタビュー調査で調べ、基礎資料とするための事例をまとめました(プレスリリース[PDF:793KB] )。また学校のスクールバス路線を見直す機会に、「徒歩区間設置」の検討資料として役立てて欲しいと考え研究成果のまとめからマンガも作成しました。
詳細は、学術誌「体育学研究」に掲載されています(2025年4月10日受理、2025年4月15日付けで、オンライン上で早期公開)。
また、本研究は、JSPS科研費 23H00201(安全と身体活動を両立するActive School Travelの探究と都市計画・デザイン手法の確立)の助成を受けて行われたものです。
【論文名】小学校におけるスクールバスの徒歩区間設定の実装過程と促進・阻害要因:実装研究のための
統合フレームワーク(CFIR)に基づく質的研究
【掲載誌】体育学研究
【論文URL】https://doi.org/10.5432/jjpehss.022-24099
【著者】(所属・職名)
◆安部孝文(島根大学研究・学術情報本部地域包括ケア教育研究センター・講師)
◆鎌田真光(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻健康教育・社会学分野・准教授)
◆北湯口純(身体教育医学研究所うんなん・副所長)
◆山北満哉(山梨県立大学 看護学部・准教授)
◆花里真道(千葉大学予防医学センター・准教授)
◆樋野公宏(東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻・准教授)
【研究に関する問合せ先】
島根大学研究・学術情報本部地域包括ケア教育研究センター
講師 安部 孝文
電話: 0853-20-2586